こんにちは!エクステック美創㈱の野村です。
今回は仕事の実績ではないのですが、自宅のブロック塀をイメチェンしたので、ご紹介したいと思います。
実はいろいろ事情があって仕事で使ったブリック調のタイルが大量に余ってしまい、処分に困っていました。
新品ですので、他の現場で使えれば一番いいのですが、当面使う機会もないと思われ、何より保管に場所をとってしまいます。
そこで、我が家の無機質だったブロック塀をイメチェンしようと思い立ったわけです。
イメージしたのはヨーロッパの古い街並みにありそうな朽ちかけたレンガのレトロな雰囲気です。
あまり写真を撮っていなかったのでいきなりタイル張り後になりますが、まずブロックの目地を埋め左官で下地をつくり、そこにタイルをランダムに貼りつけていきます。
左官下地むき出しのタイルを貼っていないところをモルタルで埋めていきます。もっとレトロな感じにしたかったので、タイルにホワイトセメントを手でこすりつけて古さを表現してみました。
会社にこれまた処分に困っている余ったジョリパットがあったので、モルタル部分に重ねて立体感と表情を出します。
経年で薄汚れた感じを出すために、これまた余って処分に困っていたジョリパットの改修用塗材を薄めて塗り、さらにそれに少し黒を入れて重ね塗りしていき、汚れ感を出すように塗装しました。
仕上がりはこんな感じです。
私自身、このような意匠の塀は初めてやったのですが、イメージ通りの雰囲気は出せたと思います。
自分家のことなので日曜の休日を利用して施工したため時間はかかってしまいましたが、この雰囲気をモルタルと塗装だけで表現するモルタル造形士はすごい技術と根気が必要だと思いました。
機会があれば、モルタル造形の手法でもチェレンジしてみたいと思います。